北京オリンピックでも日本のフィギュアスケート選手陣がブライトライト(光療法)を使用!
写真提供: 日刊スポーツ
北京オリンピックのフィギュアスケートで、日本は団体・個人とも素晴らしい結果を残しました。選手が自己ベストを連発して一丸となって成し遂げた快挙でした。ブライトライトME+Proは微力ながらこの結果に貢献することができました。
選手のパフォーマンスが最大になるは夕方ですが、フィギュアスケートのオリンピックの試合時間は朝のため、通常の時間帯に起床・就寝したのでは、パフォーマンスを十分に出すことができません。
通常より数時間も体内時計を前倒しにするために、かなりの早寝・早起きをして、早朝に高照度の光を浴びて体内時計を前に進める必要がありました。
そのために5台のブライトライトME+Proを現地に持ち込み、早朝から高照度の光を浴びることにより体内時計を前に進める調整を行いました。
日本スケート連盟の竹内洋輔強化部長が日刊スポーツの取材に応じ、体内時計の調整をどのように実施したかが詳しく説明された記事が記載されています。ブライトライトME+Proが少なからず貢献したと書かれいるのは嬉しい限りです。
以下の記事は、前回の冬季オリンピックのピョンチャン・オリンピック時に記載したものです。
ピョンチャン・オリンピックで日本のフィギュアスケート選手陣がブライトライト(光療法)を使用!
ピョンチャン・オリンピックに出場した日本のフィギュアスケートの選手陣が、早朝から高照度の光を照射していたことがテレビ、新聞、インターネットで紹介されました。
日本スケート連盟が、選手のパフォーマンスを最高に引き出すために光照射器を用意したと報道されており、テレビ番組の中では、宮原選手と坂本選手が実際に使用していたことを話されていました。
残念ながら、ブライトライトME+という機種名が放映されたのは1番組のみでしたが、実際にはハイパワー版のブライトライトME+Proが多く現地に持ち込まれて使用されました。
使用目的は「体内時計の調整」でした
アスリートのパフォーマンスは夕方が一番高くなると言われており、実際に世界記録は夕方に集中しています。
今回、ピョンチャン・オリンピックではフィギュアスケート競技の開催時間が午前中からと早かったため、選手は早朝から起きて体内時計を前にずらせ、競技時刻を夕方の体内時刻に近づけてパフォーマンスが出やすいように調整する必要がありました。
しかし、ただ早起きするだけでは体内時計は調整できません。高照度の光を一定時間(1万ルクスで30分間*)目から取り入れることによって脳の体内時計を調整する必要があります。そのためにハイパワー版のブライトライトME+Proが使用されました。
*注: 1万ルクスで30分ですが、2500ルクスだと2時間もかかり現実的ではないので、通常は5000~1万ルクスで使用されます。
ブライトライトは学会レベルで周知され、多くの大学病院や医療機関で採用されている高照度光療法の標準器です。その実績が評価され、オリンピックという場で実際に使用していただき、選手の皆さんに少しでもお役に立つことができたことは大変光栄に思います。
「光目覚まし時計」と「高照度光療法器具」は異なるもの
残念だったのは、多くのメディアが「光り目覚まし時計」と間違って報道したことです。
朝早く起きるための目覚まし時計と誤解されたようですが、そうではなく、パフォーマンスを最大限に引き出すために体内時計を調整する目的で使用されました。
報道機関以外でも、小型の光目覚まし時計が使われたかのように誤記載しているネット上のサイトがあるのも困ったものです。坂本選手はテレビ番組中で光照射器の大きさや特徴を具体的に説明していました。
「光目覚まし時計」と「高照度光療法器具」は根本的に異なるものです。光目覚まし時計では体内時計の調整はできません。単に朝起きやすくするためのものです。インターネット上にも間違った記載や混同した記載ががたくさん見られるのは悲しい限りです。
少しでも正しくご理解いただきたいので、具体的な違いを下記のページにまとめました。