使用方法 - ブライトライトME+

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使用方法

光を浴びるイメージが湧かない、あるいは使用方法をまった誤解されている場合もあるので、ポイントを絞ってブライトライトME+の使用方法を説明します。但し、概要説明ですので、詳細は別途お問い合わせください。

- 注記 -
  • ブライトライトは医療機器ではないので、治療目的で使用する場合は、医師の指導に従って使用してください
  • 光に反応する薬を服用されている方は使用しないで下さい。
  • 元々眼に問題を抱えられている方は、医師にご相談の上ご使用するかどうかを判断して下さい。
  • 黄班変性症、紅斑性狼瘡、慢性放射線皮膚炎、太陽じんましんなどの疾患のある方、強い光に過敏な方は使用しないで下さい。

体ではなく「目」に光を取り入れる

光療法は太陽の光を浴びる代わりに人工的に光を補完するするものです。しかし、日光浴と同じやり方ではありません。また、紛らわしい言葉で光線療法と言葉がありますが、根本的に使用目的、原理・考え方、使用方法が異なります。

使用方法の基本

光療法では目から光を取り入れる

光療法はからだで光を浴びるのではなく、目に強い光を多量に取り入れます。そして、目から入った光は脳の中枢部に伝わり視床下部にある体内時計を調整して概日リズムを整える働きをします。

ブライトライトを直視すれば光を一番強く感じることができますが、直視し続けると目の負担や疲労を伴うので必ずしも直視する必要はありません。人間の目は中心視野だけではなく周辺視野からも明るさを感じることができるので、直視しなくても「視界」全体から光を取り込めれば十分効果が得られます。

したがって、何か他の作業をしながら光療法を行うことが可能です。たとえば、本を読んだり、食事をしたり、パソコン操作をしたり等々です。

設置方法

それでは具体的にブライトライトME+をどのように設置すれば十分な光を視界の中に取り込むことができるのでしょうか。

ブライトライトの設置方法

人間の視界は左右180度ありますが、周辺部にいくほど光を感知する能力が弱くなります。したがって、できるだけ正面に近いところにブライトライトを置くのが有利です。

正面から左右にずらした場合でも、左右45度以内に設置することが一つの目安となります。真横や浅い角度から光を照射しても、視界の中に光は入らないのでうまく効果は得られません。

視界の中に十分光を取り込むことさえできれば、光を浴びる姿勢は問いません。ベッドに横なって浴びて結構ですし、本を読みながらで浴びても結構です。

たとえば、座って本を読む場合、視線は下向きでブライトライトME+からの光は前から来ます。この状態では視線と光線が交差してしまうので十分な光を視界に取り込むことができません。その場合、本をやや上げて前に出し気味にするなどの工夫をすれば、視界に光を取り込みやすくなります。

照射距離と照射時間

光療法では一定レベルの光の総量を視界に取り込む必要があります(個人差有り)。そのため、強い光であれば短い時間で済み、弱い光であれば長くかかります。

明るさ(照度)は、光源(ブライトライトME+)からの照射距離が離れれば急激に弱くなるので、できるだけ近づいて浴びると短時間で済みます。下記の表を目安として、楽に光を浴びることができる姿勢・距離を調節して使用時間を決めることになります。

照射距離と使用時間の目安
使用時間 照射距離 必要照度
20~30分 30cm 10,000ルクス
40~60分 50cm 5,000ルクス
80~120分 70cm 2,500ルクス

ブライトライトの使用距離

照射距離とはブライトライトME+と目の間の距離を指します。
近づいて浴びれば使用時間は短くて済みます。

使用方法の実際

ブライトライトME+を使われている方は30~50cm程度で使われる方が多く、最短でも20分から40分かかります。テレビを見たりパソコンをしている時に光を浴びるとあっという間に時間が過ぎますが、朝の忙しい時間帯ではなかなか難しいものです。そこで人によっては、起床後に布団の中で目が覚めるまでブライトライトME+にグッと近づいて時間を稼いだり、またブライトライトME+を目の前に置いて朝食をとるなどの工夫をされています。

ブライトライトの使用距離

注記: 写真では横から光が当たっておりますが、実際にはブライトライトME+を
前に置いてできるだけ正面近くから光を浴びます。

光療法はどのくらいの期間使用すれば効果がでるのか?

効果のでる期間は、症状の種類、症状の重さ、光に対する感度、光の浴び方の善し悪し等によって大きくバラツキようです。冬季うつ病のように原因が光不足にあれば効果は比較的早く現れますが、うつ病のように原因が別のところにある場合は、月単位で長くかかったり、あるいは効果が得られない場合もあるようです。

弊社では、様々な文献情報から、正しい使用法のもとに最低2週間連続使用されていることを紹介しております。これまでのサポート経験から、この期間を上手く継続できないとやる気が失せてしまったり、効果がないと早合点してしまいがちであることがわかっています。最初の2週間をいかにうまく乗り切るかが成功のための鍵となります。

使用直後の注意

使用直後は眼の瞳孔が小さくなっているため、まわりの環境に眼が慣れるまでしばらく暗く感じます。また、凝視していた場合は、しばらくその視点が黒く感じられたり、色が異なった色に見える場合もあります。いずれも通常は数分で正常な状態に戻りますが、不快感が強い場合は、照射距離を離す、視線を外す、あるいは使用を中止してください。

ご使用の前の注意・副作用  … こちら


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