抜群の「光バランス」
ブライトライトME+は、”30cm”の距離で10,000ルクスの照度を実現する本格的な光療法器具です。
様々な特長がありますが、その根幹をなしているのは光療法器具としての光バランスの良さです。
他を圧倒する「照度」と抜群の「光バランス」により各方面で多数採用され、その実績により光療法の標準器として認知されています。
光療法は、太陽光の補完的な役目を担うもので自然療法の一部と位置付けできます。そのため、光療法で使用する光は人間の身体にとって自然であり、有害であってはいけません。
具体的には、「低輝度」、「自然光」、「色温度」(相関色温度)の3つの要素のバランスが重要となります。
低輝度(まぶしさ)
光療法器具を語るとき、「輝度」は大変重要な要素にもかかわらずほとんど議論されていません。
輝度が高いと目に対する刺激が強すぎて傷害を招いたり、眩しく不快に感じて疲労しやすくなります。
そのためブライトライトME+では発光面積を広くし、更に光を拡散するカバーを使うことにより輝度を十分に押さえています。
LEDや蛍光管がむき出し状態は厳禁です。また、小型の機器は発行面積が小さく、高照度光を出せばサーチライトで目に光を当てる状態に近くなり、極端に眩しく目に危険な状態となります。
自然光
光や色彩工学の専門家は、人間には様々な光の成分が必要と言われています。特定の色に偏ることなく、様々な色の成分を含んでいることが必要ということです。太陽光は可視光線のすべての色の成分を含んでいます。演色評価数Raが90を超えると特に高品質な光と認識されており、ME+ではRa 93を達成して抜群の性能を誇ります。
適度な色温度(相関色温度)
一時期、青色光が体内時計や覚醒度に大きな影響を与えることが注目されましたが、同時にその弊害も指摘され、最近では青色光をカットする風潮が見られます。照明学会誌によれば、さらに研究が進んで1,000ルクスを越える高照度では、青色よりも白色の方が効果性が高いという報告も見られます。また、青色光は自律神経を疲労させやすいので、積極的に使うべきではないこともわかってきています。
そのため、ブライトライトME+では、青に偏よらない自然光の色温度の範囲で、かつ様々な色成分を含む白色光を使用しています。
参考情報: 青色光(ブルーライト)の危険性
*注: ブライトライトME+は医療機器ではありません。
最高レベルの照度 - ”30cm”で10,000ルクス
ブライトライトME+の豆知識 - “距離なし製品”
照度とは、光を受ける場所での明るさなので、光源からの”照射距離”を決めずには定義できません。同じ光源でも、照射距離が近ければ明るく、遠ければ暗くなります。そのためブライトライトME+では、30cmで10,000ルクスと照射距離を明示しています。
ところが、使用距離を示さずに単に10,000ルクスとだけ表示している機種がネット上では氾濫しています。このような機種は、ほとんどの場合、数cm~15cm程度でしか10,000ルクスを出せません。現実的に使用する距離では十分な照度が出ないため、高照度光療法を実施できるとは言い難く、ごまかした表現としか言いようがありません。
ブライトライトME+の豆知識 - “光源の面積が重要”
明るさ(照度)はルックスという単位で表され、光源の「光の強さ」、光源の「面積」、「照射距離」で決まります。
たまにハンディタイプの小型器が欲しいという声を聞きますが、小型器は光療法には適しません。
小型だと光源の「面積」が小さいため十分な照度を確保できず、至近「距離」に近づいて苦しい姿勢で光を浴びる必要に迫られます。また、小型で「光の強さ」を増して十分な照度を得ようとすると著しくまぶしくなり、サーチライトで照らされたような状態となり目に悪影響を与えます。
理想的には壁のような広い発光面を持つものベストですが、現実的にはできるだけ広い発光面をもち家庭で使用出来る程度の大きさの機種を選ぶのが賢明です。
MEからME+へバージョンアップして進化
MEからME+へのバージョンアップでは(MEは廃止)、照射時間を約30%短縮しています。外観上の変更点はフロントパネルの色とラベル名称だけですが、内部的にはフルモデルチェンジに近く大幅に改良・強化されました。
- 照度効率と拡散効率の向上。
- 放熱効率の向上。
- 多くの部品を刷新して全体的な信頼性を向上。
- ランプ自体の色合いをこれまでの午前中の光から午後の光に変更。
- ランプの演色評価数Raを88から最上ランクの93に向上。
時計機能にバック電池追加
また、2016年11月中旬の出荷分より、時計機能にバックアップ電池が付きました。これまでは電源コンセントを抜くと時計が止まってしまいましたが、今後はバックアップ電池によって時計が止まらなくなります。
家の中でブライトライトME+を移動させる際、電源コンセントを抜くと時計が止まってその分遅れたため、現在時刻を微調整する場合もありましたが、バックアップ電池により今後はその手間が無くなりました。
紫外線カット: 日焼けと目の安全
ブライトライトME+は、日焼けや目の安全性には細心の注意を払って設計されています。元々、蛍光管は一般家庭で普通に使われるものなので紫外線をほとんど出していませんが、前面カバーにより更にカットしてゼロとなっています。
ブライトライトの質問の中でとても多いのが紫外線で、女性は日焼け、医療従事者は目の安全性の観点で質問されます。ブライトライトME+は紫外線をカットしていると説明しても、なかなか理解して頂けない場合もあるので、日常われわれが浴びている紫外線の量と比べて紹介します。
場合 | 紫外線量 |
屋外の紫外線量 (関東地方で日中・快晴時) |
6000μW/cm2 (*) |
晴天時の紫外線量に比べて 1. うす曇りの場合は約80~90% 2. くもりの場合は約60% 3. 雨の場合は約30% (気象庁のホームページより) |
左記の割合をかけて計算 1. 4800~5400μW/cm2 2. 3600μW/cm2 3. 1800μW/cm2 |
屋外で紫外線99%カットのゴーグルをつけた場合 (関東地方で日中・快晴時) |
60μW/cm2 |
|
ゼロ μW/cm2 |
目の安全
屋外の晴天時に99%紫外線カットのゴーグルやサングラスをしても60μW/cm2の光が目に入ります。ブライトライトME+は、最も近づいて高い照度で使う場合(照度10,000ルクス/照射距離30cm)でも紫外線量はゼロ μW/cm2なのでまったく安全です。
皮膚の安全: 日焼け
雨の日に日焼け止めクリームを必要と感じる方は少ないかと思います(ひじょうに過敏な方は別ですが)。そういう意味では、雨の日の紫外線量1800μW/cm2が日焼け対策をしなくてもよい一つの目安と言えるかもしれません(あくまでも私見です)。
ブライトライトME+は、最も近づいて高い照度で使う場合(照度10,000ルクス/照射距離30cm)でも紫外線量はゼロ μW/cm2なので、まったく日焼けを心配する必要はありません。
米国労働衛生専門官会議の勧告では
米国労働衛生専門官会議の勧告では、ほとんどの労働者が健康上の悪影響を受けずに労働できる紫外線量を定めています。これは裸眼に入る紫外線の量で定義されており、近紫外線UVAが1000μW/cm2以下とされています。肌に照射される紫外線量としては定義されていないので、日焼けとの関連は定かではありません。